ひとつの新聞記事に目がとまった。
2021年6月23日夫婦別姓を認めない民法の規定を再び合法とした最高裁の判断が出た。
東京都に住まれている40代看護師が訴えた裁判だった。
「姓をかえたくない」と2000年に事実婚をした。
その理由が苦労して国家資格を取得し、看護師のキャリアを築いてきた自分の姓
アイデンティティを強く意識し変えたくないと思った。。。と
めっちゃわかるわーーーー
新聞記事を見た時に
結婚するときに感じたモヤモヤを思い出した。
私が結婚するときもすごく悩んだ。
私の場合、夫は「姓を変える事を喜びとする人もいるのに?」
とあまり理解してもらえなかった。
同じ2000年に結婚したことや看護師であることに勝手に親近感を覚えた。
結婚する時どちらかの姓に統合するが、
多くの場合話し合いもなされないまま女性が改名を強いられる。
この方は2000年に事実婚をし3名のお子さんを育て上げている。
子供は夫の姓にするために出産前に婚姻届けをだし、出産後に離婚届を出したという。
自分のアイデンティティを貫かれたのだ。
そして、老後が心配になり裁判を起こしたという。
すごい信念と勇気を感じた。
残念ながら今回は夫婦別姓が認められなかったが、
このように自分のアイデンティティを貫きやすい世の中になればいいなと思う。
私たちは話し合い、納得して夫の姓にすることを決めた。
今では、一緒の姓にしてよかったと思っている。
それでも一人ひとりがアイデンティティを大切にして人権を守り、守られ
多様な生き方を認める社会になればいいなと思う。
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